ゴキブログ一覧
2016 .1.29
マダラゴキブリのケース分け
Increase of the breeding cases of the Rhabdoblatta guttigera
おかげさまで大増殖.
しかし,WF1.
このあとの世代が増えない事は良くわかっている.
そこで,二つに分ける.
真ん中に元ケースを置き,両脇の2ヶに分ける.
中は,水浴タッパー必須.
水に浸かっている個体は,枝ごと移動.
1齢幼虫もすべて拾う.
すべて移し終えて必要な器具を設置.
最後,落ち葉を入れて完成.
2016 .1.28
桜木町の路上採集ワモン幼虫ペア羽化
Larva 1pair of the Periplaneta americana collected on a street of Sakuragicho emerged
昨年,11月に採集された幼虫が羽化した.
これもK田君の採集個体.
ちゃんと雌雄1個体ずつ捕まえてくれる.
路上に落ちているワモン幼虫の雌雄くらいなら,彼は至極簡単に見分けられる
♂.
少し前に羽化.
バランスが取れた綺麗な個体.
触覚の伸びも申し分ない.
♀.
こちらはまだ真っ白.
体格がよく,立派な♀.
さあ,沢山卵鞘を産んでね.
2016 .1.27
オガサワラゴキブリ並んで飲水
Pycnoscelus indicus which line up and drink water
水を切らしていた.
給水し,例の橋を渡すと早速飲みに来ていたが,見事に整列した.
はじめて見た.
アフリカなどの野生動物の飲水を思い出した.
飲みに集まっているのは皆♂.
2016 .1.26
給水容器への橋渡し
Building to a water cup
Paratemnopteryx collonianaです.
本属は,ほとんどがオーストラリアに産しています.
オーストラリアの生き虫が国外に出るのは珍しいですが,本種はニュージーランドにもいる様なので,こうして外に出ているのでしょう.
水容器の話ですが,私が使っているものは高さがあります.
小型幼虫が上りにくいことに気が付き,現在このような橋を入れております.
結構評判良く,入れるとすぐにわたり始めます.
2016 .1.25
1月のハエトリ
The Jumping spider which appeared in January
たぶんアダンソン
この寒い時期に活動していた.
事務所内も,若干のネズミやゴキブリが飼育されているため,加温しているが,餌はいないと思う.
逃げなければ,また餌をあげようと思ったが,元気に机の奥へ消えていった.
2016 .1.22
TOYBLATTODEA
TOYBLATTODEA
集めてみました.
こうして見ると,グループごとに分類できそうな気がしてきた.
これだけなら検索表も簡単に出来そうだ.
こちらの写真.
全部のゴキは集合出来てないので,近々すべて集合させて,分類してみようかと思う.
ちなみに,おもちゃはラテン語でCrepundia と言うそうで,するとCREPUNDIABLATTODEA が適正のようですが,少し考えます.
2016 .1.21
トイレ虫
Toilet Bug
腹面に吸盤がついており,トイレの便器につけて驚かす.
確かに,開けてこいつが出てきたら驚くだろう.
背面より.
このタイプは過去に見たことがあるので,探してみると磁石で貼り付ける物と良く似ている.
しかし,前胸背板の紋が無いので明らかに新種(違う型)だ.
その他にも,触角の長さ,体形等様々な箇所が違っている.
腹面.
頼りなさそうな吸盤がついているが,貼り付けて見ると,結構強力.
これはいい.
ちなみに,こちらも娘にもらいました.
どこで買ったか聞き忘れました.
2016 .1.20
ヨツモンマメゾウムシの床換え
Cleaning of the breeding case of the Callosobruchus maculatus.
タイミングを逃すとこんな状態になる.
生き残っている虫体も30いない.
生き虫だけ移す.
こうして,被害にあった小豆と新鮮なものを比べると,いかに重要な害虫であるか良くわかる.
これだけいれば十分累代できる.
2016 .1.19
マダラゴキブリのF1幼虫
Larvae of the Rhabdoblatta guttigera
F1幼虫は本当に丈夫ですね.
これがF2になると,こうならなくなる.
餌が問題なんでしょうが,難しいですね.
2016 .1.18
Elliptorhina davidi 胸部変形
Chest deformation of the Elliptorhina davidi
胸部がずれるのは始めて見た.
翅が生えない種だからこれまでだが,翅が生える種だったらどうなっていただろう.
2016 .1.15
Rhabdoblatta sp. 最後の1ペア
One pair of the last of the Rhabdoblatta sp.
タイ産の♂.
本種,たぶんマダラゴキブリ属.
この1ペア残すのみ.
タイミングよく,両方とも成虫になったから良かった.
本種も乾燥等の管理不手際で,こんな状態.
国外の本属は丈夫ですが,やばい状況に変わりない.
2016 .1.14
シナゴキブリもダニ発生
To a breeding case of the Eupolyphaga sinensis, a mite occurred.
まだまだダニの発生が見つかります.
今度は,シナゴキブリ.
不幸か幸いか,前回の繁殖で失敗し,全滅を覚悟していたが,何とか生き残った.
この数だと卵鞘が2個ほど孵化したのだろう.
数が少ないと拾うのも簡単.
さらに,卵鞘が孵化していないので,初令幼虫もいない.
今の段階が拾うにはもってこい.
で,床敷き全交換実施.
ちょうど,産卵している個体もいるので,卵鞘も全数チェック.
まず,10cm程の高さから机の上に落とし,詰まった音のするものだけ除く.
その次に,顕微鏡かで生きているか確認.
本当の生死はわからないが,ダメなものはこのように接合線が壊れている.
バラスとこのようにダニがいる.
写真に写っているのは,今回の徘徊性ダニではなく,たまに大発生して体表に付着するタイプだと思うが,除けるものは除く.
最近,ダニの再発が少なくなってきているが,冬は繁殖力が弱まっていると思うので,最終的な根絶宣言は,5月頃になりそうだ.
2016 .1.14
シナゴキブリもダニ発生
To a breeding case of the Eupolyphaga sinensis, a mite occurred.
まだまだダニの発生が見つかります.
今度は,シナゴキブリ.
不幸か幸いか,前回の繁殖で失敗し,全滅を覚悟していたが,何とか生き残った.
この数だと卵鞘が2個ほど孵化したのだろう.
数が少ないと拾うのも簡単.
さらに,卵鞘が孵化していないので,初令幼虫もいない.
今の段階が拾うにはもってこい.
で,床敷き全交換実施.
ちょうど,産卵している個体もいるので,卵鞘も全数チェック.
まず,10cm程の高さから机の上に落とし,詰まった音のするものだけ除く.
その次に,顕微鏡かで生きているか確認.
本当の生死はわからないが,ダメなものはこのように接合線が壊れている.
バラスとこのようにダニがいる.
写真に写っているのは,今回の徘徊性ダニではなく,たまに大発生して体表に付着するタイプだと思うが,除けるものは除く.
最近,ダニの再発が少なくなってきているが,冬は繁殖力が弱まっていると思うので,最終的な根絶宣言は,5月頃になりそうだ.
2016 .1.13
粘菌も活動開始
Activity start of a slime mold
こいつは別に活動始めなくても良いのだが,この色あまりにも綺麗すぎる.
でも,後を考え写真だけとって拭き取り.
すぐに出て来るのだが・・.
2016 .1.12
ムカデ動き出す
Activity start of the centipede
篭りから出たものの,活動しない.
室内は20℃を切らないはずだが,この程度では低いのかもしれない.
が,久しぶりに生きているのを確認.
餌もほとんど食べないから心配になるが,今のところ2匹とも生きている.
写真のサイズ,少し大きすぎたので少し戻します.
2016 .1.8
落ち葉の管理
Killing insects of fallen leaves
正月に採集してきた落ち葉の雑虫処理中.
大体1分くらいで熱々になる.
その後,通気口の開いた,ケースに入れ,室温の高い棚上で保存.
この量で,2年程度十分使える.
こちらが採集した山.
栗も落ちていたので,野鼠の餌様に採集.
久しぶりに山歩きをしましたが,楽しいですね.
こちらはトチの実.
子供の頃,秋になると拾ってきて,穴を開け,中をくりぬき,トチ笛を作り遊びました.
こんな事を懐かしむようになるとは.
少し歳をとりすぎたかな.
今回,写真を大きくしてみました.
問題なければ,今後このサイズに変えます.
2016 .1.7
Pseudophoraspis sp.ダニ発生のため水洗
It is carried out the extermination by washing with water for tick outbreak of the Pseudophoraspis sp.
普通のゴキブリは,ここまで激しく洗うと麻痺したように動かなくなる個体がでる.
しかし.この種は「スッキリ!」といった感じで全く動じない.
木片も熱湯殺虫.
これでしばらく様子を見る.
2016 .1.6
Blaptica dubiaの孵化直前卵
Egg just before the hatching of the Blaptica dubia
卵嚢排出直後の卵.
周りには1齢幼虫が走り回っていたが,まだ脱出できていない幼虫がいる.
別容器に移し,1日様子を見たが,結局孵化できた個体は無かった.
ここまで成長していても,ダメなんですね.
2016 .1.5
Archiblatta hoevenii成虫ケージの交換
Cleaning of the breeding case of the Archiblatta hoevenii
マット内が黄色いカビに侵されつつある.
これは,ケース横から中の様子.
水容器の下.
どう見ても,卵鞘に悪そうだ.
卵鞘の孵化は,自然に任せようと思っていたが,交換することにした.
シェルターを除き,成虫を移動させた後の状態.
露出していた卵鞘(左).
埋め込まれていた卵鞘(右).
どちらも状態がかなり悪い.
成虫の数も,昨年の10/8ではこの容器に♀20,♂12いたのだが,この時点で♀17,♂9.
これを見るに,孵化しそうな卵鞘などひとつも無い.
これはもしかすると,累代がストップするかもしれない.
油断大敵である.
原因はやはり餌の可能性が高いと思う.
キノコ以外にも,必須栄養源が何かあるかもしれない.
望みは捨てずに別容器に保管して,観察します.
2016 .1.4
腹背板の乱れ
Deformed ventral abdominal segments of male of a Gromphadorhina oblongonota
ゴキブリはこのような腹板の変形が良く観察される.
普通は1箇所程度が融合されたりしているが,この個体は3箇所入り乱れている.
1箇所だけだと,外見上目立つが,複数個所で発生すると,特別違和感も無い.
背板がこれだけ乱れても,腹面は正常.
他の昆虫でもこういった現象が起きているのでしょうか.
小さな昆虫や,翅がある昆虫は見過ごされ易そうですね.
いずれにせよ,成長や交配には影響無さそうである.
どうでも良いといえばどうでも良い腹板の話でした.
さあ,新年もスタートして4日がたちました.
今年も,ゴキブリ・ネズミに関する論文をいくつか世に出したいと思います.
また,少し野外に出ようと思います(運動不足を実感している).
皆様の情報等お待ちしています.
そこで,今週末にK田君と久しぶりのゴキブリ採集に行く予定です.
成果があれば,結果は後日お知らせします.
2016 .1.1
2016年 明けましておめでとうございます
I wish you a Happy new year 2016
本年もよろしくお願いします.